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木玉の革は使用していくうちに革の部分が劣化して堅くなっていきます。それにより水が吐水口から出る前にこぼれ落ちてしまいます。上写真のピストンを使用した手押しポンプでは、本来一漕ぎで800cc吐き出すことができるはずが、600ccにまで落ちていました。
革をヘラややっとこではがします。革を釘で押さえてあるのでケガをしないように慎重に行います。
革をはがしたら、新しい革を巻き付けます。このときツヤツヤの面は内側になります。ざらざらした面が外側になります。
ステンレス釘で革を木に固定していきます。釘を打つのは革の中心ではなく、気持ち下側に打ちます。
木玉はそれぞれ若干大きさが異なっています。そのため、革を巻いていった際、最後に革が余ってしまうことがあります。その場合は余った部分をカットしてください。
革の端部(取付始めと終わり)については釘を2箇所打って固定します。
以上で革の木玉への取付作業は完了です。