雨水利用TOP>雨水タンク基礎構成
雨水利用システムを構成するもっとも簡単なシステムは次の図のとおり、トイにとりつける雨水取水装置とタンクの構成になります。通常は、30cm程度の架台の上にタンクがのっています。タンクの素材は、ポリエチレン、リサイクルウィスキー樽、ステンレスが主流です。
雨水は建物の屋根で集めます。そのため、屋根面積が広いほどたくさんの雨水を集めることができます。
屋根で受けた雨水は横樋を伝わって縦樋へ流れていきます。1本の縦樋への雨水の流入量は屋根の構造や縦樋の本数によって異なってきます。
縦樋の途中を切断して雨水コレクターを設置します。ここでゴミと雨水を分離します。
ゴミと分離された雨水はタンクへと集まります。雨水はタンクについた蛇口などで利用します。
注意事項
このシステムは、タンクに貯めた水圧のため、水道水のように水を勢いよくとばすことはできません。散水用のシャワーのついたホースなどは使えません。通常はバケツやジョウロを用いて使います。庭に水を勢いよくまきたい方は、電動ポンプもしくは特殊な手押しポンプを使う必要があります。
雨水タンクは地盤の弱い場所、水平ではない場所には設置しないでください。転倒の恐れがあります。一見プッラスチック製のタンク等では水の入っていない状態では軽く感じますが、満水になるとかなりの重さになります(200Lの場合、水の重さだけで200kgになります)。