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通常の手押しポンプではポンプと配管内を真空状態にして大気圧で地下水を引っ張るので、
真空状態をつくるために呼び水をしてピストンと胴体にの間などにできる隙間を埋めて気密性をあげる必要があります。ただしこれは大気圧を利用して水を汲み上げる場合です。大気圧を利用しない方法であれば呼び水なしでも水を汲み上げられます。
大気圧を利用しない方法とは通常深井戸に使用する深井戸ピストンや深井戸用の手押しポンプを使用する方法です。大気圧を利用する場合は、ピストンをポンプ本体に納めて上下運動させて水を汲み上げますので、ピストンから水までの間は真空状態にする必要があります。ですが深井戸仕様の場合、ピストンを水中まで入れて上下に動かしますので真空状態にする必要がありません。ピストンと水との距離が0の状態です。
それではすべてのポンプを深井戸にすればよいかというと深井戸ポンプにも短所があります。ピストンで水を直接汲み上げることになるので、ピストンの長さが深くなればなるほどハンドルが重くなってしまいます。
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