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井戸を掘り進めていく途中で地層が変化していきます。地層にあわせて掘る器具を変えることで作業を楽に進めることができます。
左図のように粘土、砂など地層によって土の状態が異なります。それぞれの地層にあった器具を使用して井戸掘りを行います。
※左図はあくまで参考例のものとなります。土地によっては玉石層がほとんどないなど地層の状態は異なります。玉石層があまりに長く続いたり、泥岩のように硬い層にあたってしまった場合は人力での掘削を断念しなければならなくなります。
粘土のように粘り気のある土は、ビットの内部に溜まるとヘラで掻き出し難くなります。通常のレギュラービットでは開口部が少なく、土を掻き出し難いので、可能であれば泥用ビットを使用することをおすすめします。泥用ビットは開口部が大きく設けられていますので、ヘラによって土を掻き出しやすい構造になっています。
玉石が出た場合には、クラッキングビットを強く打ち付けることで玉石を割って小さくしてからビットで拾い上げていきます。玉石を割るのは手間のかかる作業ですので、あまりに多く玉石が出てくる場合には、作業を断念することを検討します。※上手く割れないこともあります。
土が砂っぽくなってくると、掘っても掘ってもビットからこぼれてしまい、土を拾い上げることが難しくなってきます。その場合には、刃先がほとんど閉じた構造の砂用ビットを使用して砂を拾い上げます。ただし、水混じりの砂など地層の状態によっては砂用ビットでも上手く土を拾い上げることができないこともあります。