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井戸掘りをして無事に水が出てきた場合、配管作業を行います。
井戸ケーシングはできるだけ地上で繋げてから穴に挿入します。底に位置する配管には無数に穴を開けて配管内に水が浸透するようにします。その際に土が入らないようにその部分の配管には網を巻きます。個人のお客様で行う場合は、井戸ケーシングについては長物になりますのでお近くのホームセンター等でご購入されるのがよいかと思います。
井戸ケーシング内にポンプ配管を下ろしていき手押しポンプを設置します。作業日程に余裕がある場合は、井戸掘削から手押しポンプ設置までに間をあけることがあります。井戸掘削直後は井戸内で泥が撹拌している状態のため、落ち着くまで待ってから取り付けます。詳しい手押しポンプの配管については右下のリンク先のページをご覧ください。
掘削直後の井戸水はあまり綺麗ではなく、砂混じりの濁った色をしていることが多いです。しばらくポンプで揚水をし続けると濁りが取れて綺麗な水になります。井戸から綺麗な水が揚水できるようになるまでの期間は井戸によって異なります。掘削当日に綺麗になったことを確認できる場合もあれば、何日もかかる場合もあります。
しばらくして、落ち着いたらポンプを扱いで水量を確認してみてください。ポンプを扱ぎ続けると水が揚がってこなくなる場合があります。これは井戸が枯れてしまったわけではなく、井戸水の使用によって水位が下がったことが原因です。水位が下がっても再び井戸へ地下水が流入して揚水可能になります。地下水が流入して復活するまでにかかる時間は井戸ごとによって異なりますので、一度どの程度で復活するかお確かめください。